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2011-12-06

ブログを新しくしました。

新しいURLは http://takebayashi.asia/ です。

2011-09-20

Macのロジックボードを交換してもらいました

MacBook Pro Early 2008のロジックボードを交換してもらいました。タダで。

事の始まりは先々週の金曜日くらい。突然画面が乱れてフリーズするようになって、翌日には起動画面でフリーズするように。

仕方ないので先週の火曜日に渋谷のジーニアスバーに。ここで再現しなかったら恥ずかしいなーとか思いつつジーニアスな姉ちゃんに見せると起動画面フリーズを見事に再現。外付けディスクから起動するとカーネルパニックを起こすオマケ付き。

ジーニアスな姉ちゃんがいろいろ調べていくうちに、「GPUに問題がありますねえ」と一言。GPU?GPUっすか!?

私「GPUですか?」

ジ「はい」

私「GPUっていったら……アレですね?」

ジ「はい、アレですね」

アレっていったら、NVIDIAが盛大にやらかしてくれたアレのことですよね。アレ

というわけで、ロジックボードを無償交換してもらいました。先週の火曜日に預けて今日引き取ったので、ちょうど一週間。ジーニアスな姉ちゃんが「一週間くらいかかりますね」とか言ってたけどその通りでした。

ハードディスクの中身もちゃんと残ってたし、時計がリセットされてたくらいで他は元通りのMacになって帰ってきました。めでたしめでたし。

2011-07-25

LionのAppleScriptの新機能:Global script application targets

AppleScriptでは、他のアプリケーションを操作する際にtell application "Safari"といったように(ofを使わない限りは)tell構文を使う必要がありました。Lionでも基本的にこれは変わりませんが、スクリプト全体を通してtell先のアプリケーションが同じ場合、スクリプト全体のtell先を指定することでtell構文を省略できるようになりました。

この新機能を利用するためには、AppleScriptエディタの環境設定で「"tell application"ポップアップメニューを表示」というオプションを有効にします。

すると、エディタの編集部分の上に「tell cuurent application」というポップアップが現れるので、ここでアプリケーションを選択すると、スクリプト中でそのアプリケーションに対してtellする必要がなくなります。

例えば、

tell application "Safari"
 search the web for "applescript"
end tell

といったスクリプトは、先のポップアップでSafariを選択すれば、

search the web for "applescript"

だけでよくなります。

2011-07-24

ビュー・ベースのNSTableViewをさわってみたよ(その2) カスタムNSTableRowViewの設定方法

ビューベースのテーブルビューは、NSTableView → NSTableRowView → NSTableCellViewという階層構造になっています。

ところが、Xcode 4.1上のInterface BuilderでビューベースのテーブルビューはNSTableView → NSTableColumn → NSTableCellViewとなっていて、NSTableRowViewについてはInterface Builder上で直接さわれないようになっています。

NSTableRowViewのサブクラス(ここではMyTableRowViewとします)をInterface Builder上で設定するには、まずNSTableColumnの子(つまりNSTableCellViewと同じ階層)にカスタムビューを追加します。

つぎに、追加したビューを選択し、インスペクタでクラス名をMyTableRowViewにします。

最後に、User Interface Item IdentifierをNSTableViewRowViewKeyと設定すれば、カスタムクラスの設定は完了です。

わかってしまえば簡単ですが、なんともわかりにくいような……。

2011-07-23

ビュー・ベースのNSTableViewをさわってみたよ

Lionでましたね。世のCocoa系男子の皆さんはAPI Diffを見て興奮したり、新APIのGuideを眺めたり、各所をclass-dumpして廻ったりしていると思います。

さて、Lionではついに念願のビュー・ベース・テーブルビューがサポートされました。要するに、今までテーブルの中身はセルじゃないといけなかったのが、ビューを突っ込めるようになったということです。これで「プログレスバーがテーブルビューに入らない!」なんて騒ぐ必要がなくなりますね。NSCollectionView使えば同じようなことできるけど、そんなの知りません。

というわけで、ビューベースのテーブルを作ってみましょう。

Xcode 4.1内のInterface Builderでxibを開き、適当なウインドウにテーブルビューを追加します。そして、インスペクタの中にContent Modeっていう項目があるので、View Basedを選択します。

すると、NSTableColumnの直下にNSTableCellViewなんていうセルだかビューだかどっちなんだよって感じの名前のビューが追加されます。このビューがセルの代わりにテーブルコンテンツの表示を担います。

このNSTableCellViewをInterface Builderで適当にデザインしてあげましょう。ここでは画像とテキストを一つずつ表示するビューにしました。

次に、テーブルビューのコンテンツを保持するNSArrayControllerを追加し、これに対してバインディングを設定します。

まず、NSTableViewのcontentをNSArrayControllerのarrangedObjectsにバインドします。注意したいのは、従来のセルベースのテーブルではNSTableViewではなくNSTableColumnをNSArrayControllerにバインドしてたんだけど、ビューベースではNSTableViewにバインドしなければならないという点です。忘れがち。

次に、ビュー上のアイテムをバインドする必要があるわけですが、バインド先はNSTableCellViewにします。

あとは、NSArrayControllerに適当なコンテンツを設定するよよう実装してビルドして実装すれば、ビューベーステーブルの出来上がり。


ここで使ったプロジェクトをGitHubにおいておきます:ViewBasedTableSample