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2010-12-10

iCalと連携するカレンダーアプリ “Caliander"

Little Marauderが、CalianderというOSX用アプリのβ版を公開していました。iCalとデータを共有するカレンダーアプリで、横方向に伸びるバーで視覚的に予定を確認することができます。正式版はシェアウェアになるそうです。

Caliander 1

Calianderの特徴は、簡単に予定を作成できることです。cmd + Nをタイプすると、予定作成のためのパネルが現れます。

Caliander 2

ここで、Descriptionフィールドにフォーカスがあたっているので、そこにそのまま“tomorrow 13:30 - 14:30 会議"と入力します。すると、パネル上部の日時欄やタイトル欄が自動的に埋まります。

Caliander 3

OKボタンを押すと、その予定が登録されます。

Caliander 4

長々と書いてしまいましたが、予定を登録するために行ったことは、cmd + Nをタイプして“tomorrow 13:30 - 14:30 会議"を入力し、returnをタイプしただけで、iCalよりも大分手順が短縮されていて、すばやく予定を追加することができます。開発元は5倍早いと謳っています。

予定は横方向の棒状に表現されますが、この縮尺はマウスをドラッグすることで変更できます。このときの動きもなかなか気持ちいいです。

Caliander 5

なお、現バージョンでは、iCal上で「委任」と表示されるカレンダーは扱えないので、Googleカレンダーをバリバリ使っているような人には使い辛いかもしれません(おそらくCalendarStoreフレームワークの制限によると思われます)。

2010-10-19

Favstarが数ヶ月以内にAPIを公開(かも)

Favstar.fmというTwitterのFavoritesを集計してくれるサービスがあります。いわばふぁぼったーの海外版ですが、iPhoneの公式クライアントから見られたり、RT数も確認できたりするので使ってる人も多いんじゃないでしょうか。そのFavstarからAPIの公開に関するツイートが。

Developers, if you voted for a Favstar API to be introduced, I have just sent you an email if your email is correct. http://bit.ly/akDWzdless than a minute ago via Tweetie for Mac

「フォーラム内にあるAPI公開を求めるスレッドに投票すればとりあえずメール送るよ」ということなので、早速投票してみました。

するとすぐにFavstarからメールが送られてきて、それによるとFavstarはAPI公開に前向きであるとこのと。内容を簡単にまとめるとこんな感じ。

  • 数ヶ月以内に実装したい。でもその前にTwitterの許可が必要。無断でツイートを再配信することは禁じられてるからね。
  • 実は前にもTwitterに頼んだことがあるんだけど、いい反応はなかったんだ。
  • だからFavstarのAPI公開がTwitterのエコシステムにも好影響を与えることをわからせる必要があるんだ。だから色々手伝って欲しい。
    • FavstarのAPIに興味を持ってる人がいたら、ぜひフォーラムへの投票を呼びかけて欲しい。
    • もしAPIを使ってなにか作るつもりなら、ぜひこっそり教えて欲しい。Twitterとの交渉材料にしたいからね。
    • ていうかTwitterを説得させる方法を知ってたら教えて欲しい。
    • もしツイートの再配信をしているAPIを提供しているサービスを知っていたら、是非教えて欲しい。

FavstarのAPIが公開されれば色々と面白いサービスが出てきたりするかもしれませんし、興味のある人はフォーラムに投票してみてはどうでしょうか。

2010-07-27

Safari機能拡張 “Mafuyu"

Safari機能拡張"Mafuyu"のページを作りました。

http://blog.takeba.me/p/mafuyu.html

2010-06-22

Safari機能拡張の紹介サイトいろいろ

Safari 5の公開から2週間ほどが経って、多くの機能拡張が公開されるのと一緒に多くの機能拡張まとめサイトが登場しました。有名どころも含めて私が見ているサイトをいくつか紹介したいと思います。

おそらく上3つはメジャー、下3つはマイナーなんじゃないかなと思ってます。safari-extensions.netなんかは(更新頻度は低いですけど)見やすいのでなかなか気に入っています。上記以外で「ココがオススメだよ!」みたいなのがあれば是非教えてください。

2010-06-18

s-take Blog は Takeba.me になりました

突然ですが、s-take Blog はURLとブログタイトルを新しくします。

新URL
http://blog.takeba.me/
新ブログ名
Takeba.me

5年ほど前にBloggerのアカウントを取得して以来ずっとblogspot.com上にブログを公開していたわけですが、.meドメインのセールに惹かれてしまってつい取得してしまい、どうせだからということでこのブログの公開に使うことにしました。

ブログ名はドメイン名と同じにしました。安直だけど、個人的にこれが一番覚えやすいと思ったので。

古いURLにアクセスした場合は自動的に新しいURLにリダイレクトされます。個別のエントリやRSSフィードもリダイレクトされるはずです。

今後ともTakeba.meを宜しくお願いします。

2010-06-17

Mafuyu 1.2とその他諸々

Googleの検索結果ページを拡張するSafari機能拡張Mafuyuをv1.2にアップデートしました。今までMafuyuはGoogle Sites上にホストされていましたが、今回Bitbucket.orgに移行しました。ダウンロードや使用方法等、Mafuyuに関するものはMafuyuのプロジェクトページからアクセスできます。

v1.2の新機能として、controlを押しながら数字をタイプすることで新規タブで検索結果を開けるようになりました。また、今まではgoogle.comとgoogle.co.jpのみの対応でしたが、今回からは計10ドメインに対応します。

なお、v1.2の注意点として、旧バージョンからの自動アップデートはできません。これはバンドル識別子の変更によるもので、環境設定パネルのアップデート画面にMafuyu 1.2の名前は表示されますが、失敗します。v1.2をインストールする際は、旧バージョンをあらかじめアンインストールしてから手動でv1.2をインストールしてください。

2010-06-10

Googleの検索結果からワンタッチで移動するSafari機能拡張

MafuyuというSafari機能拡張を作りました。これをインストールすると、Googleの検索結果の各項目に番号が表示されて、その番号をキーボードでタイプするだけでその検索結果を開くことが出来るようになります。例えば、検索結果のタイトルの隣に「1」と表示されていれば、1をタイプするだけでマウスを使わずにそのリンクを開けるようになります。

Mafuyu

当然ながらSafari 5が必要です。また、いまのところgoogle.comとgoogle.co.jpでしか動作しません。

2010-06-12追記

Mafuyu v1.1を公開しました。「検索結果を開く」以外にも、「前/次のページを開く」「検索フィールドにフォーカスを当てる」アクションを追加しました。

2010-06-08

ページ中のリンクから直接2chブラウザへ飛ぶSafari機能拡張

Safari 5が公開されましたね。もちろん目玉は機能拡張(エクステンション)のサポートです。FaceTimeなんかより全然目玉です。

機能拡張の作り方はSafari Dev Centerで公開されています。早い話がHTML5+JavaScriptです。色々な設定をするplistは機能拡張ビルダーを使えば簡単に編集できます。

というわけで、ページ中にある2ちゃんねるのスレッドへのリンクをクリックすると自動的に2ちゃんねるブラウザが起動してそのスレッドを開く機能拡張を作ってみました。

Minatsu

ThousandとBathyScapheに対応しています(環境設定で切り替えられます)。やってることは2ちゃんねるのスレッドと思われるURLのスキームをthousand:やbathyscaphe:に書き換えているだけです。

すでに同じような機能を実現するBookmarkletsがありますが、機能拡張にすることによってわざわざBookmarkletsをクリックしなくてもページを開いた時点で自動的にリンクを変換します。

初めての機能拡張の開発で色々と引っかかったところとかは後々どこかでまとめたいなあ…

2010-06-12追記

Minatsu v1.1を公開しました。公式p2を暫定的にサポートしました。

2010-02-12

Twitterによる簡易版OAuth: "xAuth"

最近にわかにTwitter APIのxAuth認証が話題になっています。これは主にデスクトップアプリケーション向けに用意される認証方式で、簡潔に言うと「Webブラウザで認証画面を開く必要のないOAuth」といったところです。

従来のOAuth認証ではまずアプリケーション(OAuthコンシューマ)がTwitterに接続してRequest Tokenを取得し、認証画面を開いてRequest Tokenを承認させ、承認されたRequest Tokenを使ってAccess TokenとToken Secretを取得することによって各APIにアクセスできるようになります。しかしこれはアプリケーション側の実装が複雑になる上、デスクトップアプリケーションの場合はわざわざWebブラウザへ切り替えなければならず(ブラウザを内包するものもありますが)、ユーザにとっても面倒なものです。

そこで提案されたのがxAuthで、これはRequest Tokenの取得と認証という手順を省きます。アプリケーションはユーザからユーザ名とパスワードを受け取り、それを用いてTwitterに問い合わせることでAccess TokenとToken Secretを直接取得することが出来ます。xAuthを用いればアプリケーション側の実装は簡単になり、ユーザもわざわざWebブラウザを使って認証する必要がなくなります。

OAuthにくらべてアプリケーション側もユーザ側も作業を簡略化できるxAuthですが、当然デメリットがあります。OAuthの利点の一つ、ユーザがアプリケーションにパスワードを預けなくても良いという点が完全に失われます。xAuthでは一度Access Tokenを取得してしまえばそれ以降パスワードは使用しませんが、アプリケーションがパスワードをちゃんと破棄したかどうかはユーザにはわかりません。もしかしたらこっそりパスワードを保存していて、裏でこそこそと悪さをしてしまうかもしれないのです。つまり、Basic認証によるAPI利用の欠点(のひとつ)をxAuth認証も抱えているわけです。(まあ、認証したらすぐにパスワードを変えちゃうってのもアリですが、Twitterのパスワード変更は色々と面倒なので…)

パスワードを預けるという性質上、Webアプリケーションでは採用の余地はありません。素直にOAuthを使いましょう。必然的に、xAuthを採用できるのは(精神衛生的にパスワードを預けやすい)デスクトップアプリケーションになります。毎回パスワードをほぼ平文で垂れ流すBasic認証よりは間違いなくセキュアなので、ユーザの利便性を考えるなら採用を検討する価値は大いにあります。

Twitter APIのBasic認証は今年6月に廃止予定で、Basic認証を利用しているアプリケーションはこれに対処する必要がありますが、xAuthを使用することが出来ればアプリケーションへの変更がより少なくて済むんじゃないでしょうか。