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2009-10-09

Snow LeopardにてOpenMetaメタデータが消える可能性

GoogleのOpenMetaグループに、Tagsなどで知られるGravity Appsの開発者の一人、MartinからSerious Problem with Extended Attributes on Snow Leopardと題されたメッセージが投稿されました。以下は勝手な要約です。

  • やべー、Snow Leopardでは拡張属性(OpenMetaで使われているファイルシステムの機構)がヤバいことになってるよ。
  • Leopardではアプリがファイルに書き込みするときはOSが拡張属性の内容を保護してくれたけど、Snow Leopardはダンマリ無視してきて、消えちゃうよ。
  • 拡張属性の保持はアプリ側で面倒みろってことね。でもわざわざ拡張属性に注意して内容を保持してくれるアプリなんてないよね。
  • Spotlightは以前のタグをインデックスしてくれてるから検索にはひっかかるけど、そのファイル自身にはタグがついていないかも。
  • OpenMetaのバックアップ機構(過去エントリ参照)のおかげで、消えても(OMバックアップ対応アプリを使っていれば)自動的に復旧できるけどね。まあ、ファイル名変えたり移動させちゃったらおしまいだけど。

原文にはもう少し細かな事例が載ってたりしますが、基本的にはこんな感じです。一通り問題が示されたあと、暫定的な解決策としてSpotlightコメントにも同じタグを書き込むのはどうよ?みたいな提案もありました。OpenMetaのウリの1つが「Spotlightコメントと違って簡単に消えない」だった(と思う)のですが、今回は逆の結果になってしまいました。どちらにせよOpenMetaを利用してファイル整理をしている方は十分に気をつけてください。

1 件のコメント:

  1. 情報、ありがとうございます。

    Spotlightコメントには、「複数のファイルのspotlightコメントを一度に書き換えると、spotlightのデータベースに変更が反映されない」という問題がありました。

    >OpenMetaのウリ

    のもう一つは、これを解決した点にあったのですが、今、Snow Leopard上でAutomatorを使って、数百個のファイルのSpotlightコメントを変更してみたら、Leopard上のOpenMetaと同等の速度+信頼度で、タグの書き換えができました。つまり、OpenMetaを使う必然性がなくなってしまった。

    笑ってしまうしかないですね。昔からよくある話ですが、Appleがちょっと頑張っただけで、ソフト開発者の努力が水の泡と化してしまう訳ですから。

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